2021年8月。
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は、7年ぶりとなる第6回報告書を発表。
IPCC報告書の共著者の連邦工科大学チューリヒ校(ETHZ)のスイス人気候学者、ソニア・セネヴィラトネへ氏はこう言います。
「この夏に起こったことは衝撃だったが、驚くことではなかった。気候モデルで予測された通りのことが起こっている」
世界中の気象に大きな変化が起こっています。Co2(二酸化炭素)が過剰に大気に放出されたことが理由。地球というのはあまりに大きすぎるし、気象異常の原因に人の生業がかかわるとは、つい数十年前には想像もできなかったこと。放出量を抑えてていればこうはならなかったという楽観視は鳴りをひそめ。世界は第6の絶滅に向かっているという考えに置き換わってます。
いつも足元にあるけれど、表面しか見えない地面。その見えない部分を調査するのが、地盤調査の仕事です。調査の方法はさまざまですが、地盤の強さを調べることが大きな目的のひとつです。計画する建物が、希望する土地の上に建てても安全かどうかを調査するわけです。地盤の支える力(地耐力)が計画よりも弱ければ、建物の基礎の設計を変更せざるを得ないこともあります。建てた建物が倒れる前に、事前の安全確認をする。それが地盤調査なのです。
株式会社「本田地質技建」は、札幌の地質調査会社です。北海道や道内の市町村から依頼される地盤調査を主に手がけています。本田技研工業という世界的企業のおかげで、社名を「本田地質技研」と勘違いされることがあります。